探究と体験の場 種をまく

発見シリーズ

「面白い」が「学びたい」にかわる

「学びなさい」で学ぶのではなく、「学びたい」で学ぶことができれば、こんな幸せなことはありません。「発見シリーズ」では、そのきっかけをつくるお手伝いをしています。

!や?が「面白い」に

!はビックリ。?は不思議。好奇心や探究心に火がつくと「面白い」となるのではないでしょうか。

まずは「遊び」から、土台ができたら「学習」へ

「なにこれ?」→「面白い」→「学びたい」→「もっと学びたい」→「もっともっと学びたい」・・・。
生まれたばかりの赤ちゃんは、目につくものを手当たり次第にさわったり、口に運んだりします。「なにこれ?」、「やってみたい」、「さわってみたい」と主体的に活動します。
こどもは、主体的な生き物です。そっとしておけば、やりたいことをやるはずです。それが、やがて「遊び」となり、「遊び」から多くを学びます。

例えば、家にある雑誌を破き始めます。最初は一枚ずつ破いていましたが、次第に3枚ずつ、6枚ずつ、10枚ずつ・・・と枚数が増える。すると、枚数が多いほど破りずらくなることに気づく。どうすれば、自分でも破けるのか?両手でやってみる。足で強く踏んずけて破いてみる。誰かに助けを求める。あらゆる手段を考える。体のあらゆるところを駆使して。

これは、ほんの一面でしかありませんが、こどもを観察していると日々こんなにも探究していると気づかされます。

0歳から何年も時間をかけてこのように学んでいくことこそが大切だと思います。
そして、この原理は小さなこどもだけではなく、小学生にも、中学生にも、高校生にも、大学生にも、社会人にも、お年寄りにも当てはまります。

また、VUCA時代と呼ばれる予測が困難な時代には、脳の前頭葉が担う「意思決定力」、「創造性」、「自己制御力」の重要性が高まっています。
前頭葉は、特にこども時代に大きく育ちますが、勉強だけしていれば十分とは言えません。前頭葉を育てるためには、安心できる環境で、自由で多様な遊びや体験、豊かなコミュニケーション、適度な困難が必要です。
種をまくは、そんな場所でありたいと思っています。

発見シリーズでは、「!や?」から「面白い」、「学びたい」への道を歩くための種をまいています。
テーマ「織田信長」クイズ形式で信長の人生をなぞりました。
テーマ「原爆」意外と大きい原子爆弾。でも爆発時に作用したウランは野球ボールくらい。この事実から核の平和利用を考えました。
テーマ「昆虫」トラップを作り、仕掛け、捕獲し観察しました。昆虫博士の大島千幸に来ていただきました。
星川夜市「土偶作り体験」熊谷の土から作った粘土で土偶や縄文土器を作るお店を出店しました。